ネブライザー再開のお知らせ
当院でのネブライザー治療を再開しました。
当院でのネブライザー治療を再開しました。
当院でのネブライザー治療(鼻・のど)は、しばらくの間休止いたします。
ご理解いただきますようよろしくお願い致します。
2019年11月に「チョコレートプラネット」の長田さんが、TBS医療バラエティー「名医のTHE太鼓判!」に出演された際、10年間悩まされ続けている鼻づまりの原因が「鼻茸(はなたけ)」と判明し、手術を決意する様子が放送されたようです。
※私はテレビは見ていないのですが、記事を読みました。
「鼻茸」と聞くとキノコみたいな感じがしますが、正式名称は「鼻ポリープ」と言います。慢性副鼻腔炎の約10~20%の方にできていると報告されています。鼻の中にできている様がキノコのように見えることから「鼻茸」と呼ばれています。
今回は、お問い合わせの多かったこの「鼻茸」について少しお話してみたいと思います。
「鼻茸」は、鼻の奥の「副鼻腔」というところの粘膜が腫れて垂れ下がりキノコのようになっている状態をいいます。
1個だけできてる場合もあれば、たくさんできている場合もありそれぞれです。
主な症状は、「鼻詰まり」や「匂いを感じづらくなる」ことです。
ひどくなると、頑固な鼻詰まりに加え、匂いも全くしなくなり、「眠れない・集中できない・ご飯の味がわからない」など日常生活に支障が出てきます。
診断は簡単です。鼻の中を見てすぐに診断できます。
鼻鏡という鼻の中を覗く器械や、鼻の中を見るファイバースコープ(内視鏡)で直接観察できます。
さらにCTを使って撮影することで、左右のどの副鼻腔内にどれだけの量の鼻茸が存在するかを正確に診断することができます。
残念ながら基本的に薬では完治しません。
ただ、クラリス錠というマクロライド系抗菌薬を3か月ほど内服すると、やや縮小します。
もし、喘息をお持ちの場合は、喘息と合併してできる鼻茸の可能性があります。
この場合は難治性となり、ステロイドの内服薬や点鼻薬を使うこともあります。
しかしながら、鼻の中に鼻茸が観察される場合は、基本的にほとんどの場合手術をしないと症状は改善されません。
手術は内視鏡を鼻の中に入れて行います。
内視鏡の画像をモニターで見ながら、「マイクロデブリッダー」と呼ばれる粘膜を吸引しながら切除する特殊な器械で切除していきます。
この「マイクロデブリッダー」は、「鼻茸以外の鼻腔の中の柔らかい組織を傷つけない仕組み」になっています。
例えれば、電気シェーバーで皮膚を傷つけずにヒゲを剃るようなイメージです。
手術は局所麻酔でも可能ですが、痛みや恐怖心がないように、最近では多くの施設で全身麻酔で行われます。
手術は通常日帰り、または1泊入院で行われます。
施設によっては1週間くらい入院するところもあります。
出血は少量ですが、手術直後はガーゼなどを詰めますので十分に鼻呼吸ができず口呼吸になります。そのため、遠方にお住まいの患者さんや体力のない高齢者、不安の強い患者さんや子どもさんは、手術当日は入院したほうが良いかもしれません。
当院では日帰り手術も行いますが通常は1泊入院で手術を行っています。
手術は全て保険適応ですが、費用は手術を受ける患者さんの健康保険の負担額により異なります。また、同時にいくつかの手術を組み合わせて行うことも多いので、この場合も負担額は違ってきます。
最近では高額医療費の申請によって、医療費をかなり安くできる制度ができていますので、高額医療の適応にあたる場合は申請しておくと安心です。
いずれにしましても、費用等は事前に確認・相談できますのでお尋ねください。
鼻茸に限らず、鼻の病気に悩まされている人は意外に多く、また、自分で鼻の中がどうなっているのか見えないため、不安になって受診する方も多いようです。
鼻茸の中には、治りにくく厚労省の難病指定になっている副鼻腔炎もありますので注意が必要です。
現在は、CTや内視鏡などでその場で簡単に鼻茸の診断ができますし、重症度に応じた薬の治療が可能です。
また、薬で治らない鼻茸には体に負担の少ない手術方法があります。当院では現在までに約7,000例の鼻副鼻腔手術の実績があります。
つらい鼻詰まりにお悩みの場合は、諦めずにご相談ください。
長期間、薬を服用しても症状が改善せずに、一日中鼻づまりや鼻水が続くような重症タイプの鼻炎はとてもつらいものです。
このような鼻炎は日常生活にも支障をきたし、薬を使用しても、レーザー治療、アルゴンプラズマ凝固でも十分な効果が得られない場合があります。
そこで、このような重いアレルギー性鼻炎に対しては、『後鼻神経切断術(こうびしんけいせつだんじゅつ)』という手術の選択肢があります。
この手術は、主に薬も効かないような重症の鼻炎の方に対して、広く多くの方々に行われています。
この手術をすることによって、腫れている粘膜を減量して鼻づまりをなくし、アレルギーの神経を遮断することで、アレルギー性鼻炎の症状を90%以上ブロックする効果があります。
手術は、麻酔で眠った状態で、内視鏡を鼻の穴から挿入して行ないます。
鼻の奥の粘膜を電気メスで7mmほど切開し、粘膜を剥離(はくり)すると、アレルギー性鼻炎の原因となる神経の一部(後鼻神経)が確認されるので、この神経を切除します。
※この神経は、切除してもアレルギー性鼻炎以外の症状に影響を与えません。
手術は左右同時に行い、他の手術と合わせて120分くらいです。
全身麻酔で行いますので、痛みはありません。
日帰り、または1日入院でOKです。
全身麻酔は、麻酔科専門医が行います。
当院では、この『後鼻神経切断術(こうびしんけいせつだんじゅつ)』をこれまで4,000例以上行っております。
重症のアレルギー性鼻炎の患者さんには、十分な問診を行い、CT検査や内視鏡、アレルギー検査など、必要な検査を十分行います。
その結果、重症の場合のみ、患者さんのご希望を伺った上で手術治療をご提案しています。
重いアレルギー性鼻炎にお悩みの方は一度ご相談ください。
手術治療に限らず、一人一人に最適な治療方法のアドバイスを行っています。
アレルギー性鼻炎の症状が重い方は、薬の内服や点鼻薬だけでは治療を続けても症状が改善できないことがあります。
当院では、十分な問診を行い、CT 検査や内視鏡、アレルギー検査など必要な検査を行った結果で、薬で治療しても治る見込みが少ないと思われる場合は、患者さんのご希望を伺った上で手術治療をご提案しています。
当院で、重症のアレルギー性鼻炎の患者さんに行っている手術は「後鼻神経切断術」というアレルギー性鼻炎に効果の高い手術で、これまでに4,000例以上行っています。現在、当診療所には、薬の治療で良くならない多くの患者さんがこの手術治療の相談に来られています。宮崎県内はもとより県外から手術を受けに来られる患者さんも少なくありません。
ただ手術はあくまで治療選択の一つですので、決して無理にお勧めすることはありません。昔から鼻づまりがひどく完治させたいと思ったときに受ければ良いものです。
ほかにも舌下免疫療法などの治療があります。
重いアレルギー性鼻炎にお悩みの方は一度ご相談ください。手術治療に限らず一人一人に最適な治療方法のアドバイスが可能です。
手術についてのご相談は、専任のスタッフがお電話で対応しています。
手術を希望されている方、手術についてのご相談を希望される方は、ご遠慮無くお電話でお問い合わせください。
お問い合わせは下記メールフォームからでもOKです。
メールでのお問い合わせ
関連リンク