鼻のTopics

  • 急性鼻炎 

    急性鼻炎の多くは、いわゆる鼻かぜと同じと考えてよいでしょう。大部分がかぜのウイルスによって引き起こされます。代表的なウイルスとして、ライノウイルス、RSウイルス、インフルエンザウイルス、アデノウイルス、コロナウイルスがあります。ウイルス感染に合併して細菌感染を生じることもあります。 ウイルス ...続きを読む

  • 後鼻神経切断術 -難治性アレルギー性鼻炎に対する最後の手術治療-

    後鼻神経切断術について書きます。すでに当院HP上で説明していますが、どのような手術でどのような症状にする手術なのか、再度理解していただきたいと思います。後鼻神経の読み方は "こうびしんけい" です。 後鼻神経とは? 後鼻神経とは何でしょう。後鼻神経は、上顎洞の後壁後方に存在する翼口蓋神 ...続きを読む

  • 子どもの鼻副鼻腔炎 -副鼻腔炎はなぜ起こるのか?- -子どもの鼻副鼻腔炎の特徴とその治療-

    今回は、乳幼児の鼻副鼻腔炎について書きました。小さい子どもさんの副鼻腔炎は、大人とかなり病態が違います。その理由も合わせて読んでください。 子どもの鼻水 子どもさんは、よく鼻水を垂らしています。昔ほど青洟(あおばな)を垂らしている子どもさんは、さすがに見なくなりましたが、サラサラの鼻水 ...続きを読む

  • 黄色い鼻水 -かぜ?アレルギー?副鼻腔炎?- -鼻水の色でわかること-

    鼻の調子が悪いときは、黄色い鼻水が出ますね。鼻だけでなく、風邪を引いたときや体調が良くない時には、黄色い鼻水が出ることがあります。小さな子どもさんも、よく鼻水を垂らしています。ときどき鼻水が黄色くなると、お母さんは心配されて耳鼻咽喉科へ連れて来られます。でも一体どんな時に黄色い鼻水がでるのでしょう ...続きを読む

  • デュピクセント

    近年、生物学的製剤という薬品が外来治療に使用され始めています。鼻茸がある慢性副鼻腔炎の治療には、デュピクセントと呼ばれる生物学的製剤が使用されます。今回は、この薬剤について書いてみます。 生物学的製剤とは? 生物学的製剤とはいったい何でしょうか? 一般的な医薬品は、化学的に合成された物 ...続きを読む

  • 口呼吸 -口呼吸はなぜ悪いのか?- -鼻づまりによる口呼吸の弊害-

    今回のテーマは口呼吸です。前回の鼻づまりに続く内容です。 口呼吸の弊害 鼻呼吸が障害されると口呼吸になります。人間は鼻と口からしか呼吸できませんから当然ですね。でも同じ呼吸だから、鼻からだろうと口からだろうと空気を吸うことに変わりはないだろうと考えてはいませんか? じつは鼻呼吸と口呼吸 ...続きを読む

  • 鼻づまり -“鼻づまり”は何が悪いのか?- -鼻呼吸の重要性-

    鼻づまり…耳鼻科の鼻の症状で、最もつらいものかもしれません。鼻づまりは、医学的に難しく表現すると、「鼻呼吸障害」です。今回は、鼻づまりについて、書いてみます。 鼻呼吸とは? 鼻呼吸とは、外鼻孔から鼻腔を通り、咽頭、喉頭、気管を介して行う呼吸のことを言いますが、そもそも鼻呼吸とは何のため ...続きを読む

  • 好酸球性副鼻腔炎 -好酸球性炎症とは何か?- -喘息と鼻茸を合併する副鼻腔炎-

    好酸球性副鼻腔炎という病名を聞いたことがありますか?副鼻腔炎は"ちくのう症"のことです。何か特殊なタイプの副鼻腔炎だろうと想像できますね。今回は、いま話題になることの多い好酸球性副鼻腔炎について書いてみます。 好酸球とは? そもそも好酸球とは、耳鼻科の言葉ではありません。血液の白血球の ...続きを読む

  • 副鼻腔真菌症 -その1-

    今回は、外来診療の鼻疾患で、しばしば遭遇する、副鼻腔真菌症について書きます。 真菌症とは? カビのことです。副鼻腔真菌症は、急性と慢性、浸潤性(しんじゅんせい)と非浸潤性に分けられます。ほとんどは、慢性非浸潤性で、ふつう、副鼻腔真菌症というと、これを指します。浸潤性と非浸潤性を、破壊型 ...続きを読む

  • 後鼻漏

    鼻からのどへ流れてくる、すごく嫌な症状。これが後鼻漏です。副鼻腔炎の症状の1つですが、難治性で治療が難しい症例もあり、患者さんも苦労します。 今回は、後鼻漏について書いてみたいと思います。 後鼻漏とは? 後鼻漏とは、鼻咽腔に何かあると感じ、繰り返しの嚥下などによる意図的な方法で除 ...続きを読む